小林麻央さんは、現在も乳がんと闘いつづけています。
毎日のブログ(こころ)でも、その様子が書かれていて、「早く良くなってほしい」、「すこしでも病気がおさまってほしい」と思っている人々も多いのではないでしょうか。
今日は、小林麻央さんがなぜブログ(こころ)をはじめられたのか考えてみたいと思います。
小林麻央さんが、ブログをはじめた理由は何なのか?
「遺言」としてなのでしょうか?それとも「闘病」の記録としてなのでしょうか?
どんな想いで小林麻央さんはブログ(こころ)を更新され続けているのでしょうか。
いろいろと調べてみました。
場合によっては、複雑な心境になるかもしれません。
でも大事なことを書きたいと思います。
もしよろしければご覧ください。
目次
現在の病状は?

小林麻央さんの現在の病状はどうなのでしょうか?
最近は、1月29日に退院されてから自宅療養中であります。
2016年12月10日のブログで辛い体調不良のため、再入院されたこと報告されました。
そこから約1か月間入院されていましたね。
1月29日に退院され、現在は子供達と過ごす日々を、楽しく明るくブログで書かれています(^-^)
麗禾ちゃんや勧玄くんとの最近の思い出を次のようにブログ(こころ)で記録されています。
2月24日の微笑ましいブログ内容となります。
こちらになります。
では、どうぞ。
タイトル:発表会
今日は、幼稚園のオペレッタ発表会でした。
(※参考:オペレッタとは小歌劇のことをあらわします)
年少の息子(勧玄くん3歳)は、くま役。
年中の娘(麗禾ちゃん5歳)は、念願のうさぎ役。
歌ったり踊ったり
皆(子供たち)の「成長」が感じられる可愛い劇でした。
小さいころ
学校の行事で母を見つけると
少し恥ずかしながらも
うれしかったけれど、
母も
子供に見つけてもらえるとうれしいものなのだと
「親」になって知る感情です。
幼稚園のママたちと
成長したね と話せるのは
喜びです!
出典:小林麻央 公式オフィシャルブログKOKORO(こころ)
と子供たちの成長を感じれる発表会が最近あったそうです。
「子どもの成長」していく様子を見れるのは、親として嬉しいですよね。
がんばって練習した成果を親の前で発表していく子供たちの様子はなんとも微笑ましいですよね(*^。^*)。
なぜブログ(こころ)をはじめたのか?

さて、そんな最近は微笑ましいブログもつづられている小林麻央さんですが、そもそもなぜブログ(こころ)を始められたのでしょうか。
乳がんが発覚したのが2014年2月です。
3年が経過しました。
市川海老蔵さんが公表されたのが2016年6月でした。
そして、その3か月後にブログ(こころ)が始まりました。
どんな気持ちからブログ(こころ)を小林麻央さんは始められたのでしょうか。
気になりましたので詳しく調べてみました。
理由 その1 癌の陰に隠れない

最も有名な理由かもしれません。
すでにご存知の人も多いかもしれません。
小林麻央さんはブログを始めた理由を初回の投稿時につづられています。
タイトル:「なりたい自分になる」
2016-09-01 12:12:01
小林麻央です。
今日から、ブログを書くことにしました。
家族はとても、驚いています。
(略)
時間の経過とともに、がん患者というアイデンティティーが
私の心や生活を大きく支配してしまっていたことに気がつきました。
(略)
私は力強く人生を歩んだ女性でありたいから
子供たちにとって強い「母」でありたいから
ブログという手段で
(癌の)陰に隠れているそんな自分と『お別れしよう』と決めました。
出典:小林麻央さんの公式オフィシャルブログ「KOKORO」(こころ)より
今から約半年前に小林麻央さんはブログをはじめられました。
自分は「がん患者」なんだ、という思考に支配され、生活を制限され、かわいそうな人として周りから同情されながらひっそりと闘病していく人は多いです。
その状況を変えたいという思いから始められている様子がヒシヒシと伝わってきます。
ほんとうに、素晴らしい人ですね。
心の底から応援をしたくなります。
理由 その2 裏の本当の理由は?

さてそんな小林麻央さんのブログを始めた理由を歪んだ見方をしている人も実はいます。
つまり”癌の陰に隠れない”が理由ではなく、”治療費を稼ぐため”に書いているという見方です。
もしこれが事実だとしたら、とても残念な気持ちになります。
がんで闘病中の人が治療費を稼ぐことを、メインの「目的」でブログを始めるのはあまりにも歪んだ考え方ではないでしょうか。
ブログの広告などの副収入は確かにあります。
とても多くの人が小林麻央さんのブログを訪問します。
気になる広告があれば、一定の人々にクリックされ、そこから広告収入などが入るかもしれません。
しかし、それが『メイン』の目的でブログを書いているとすれば、半年間もブログを書き続けることはできるでしょうか。
もしそうなら、罪悪感で一杯になるのではないでしょうか。
目的の1つにはなっているかもしれませんが、メインでは決してないと思います。
はじめた理由に裏も表もなく、小林麻央さんがつづっている通り“癌の陰に隠れない”ことが1番の理由です。
小林麻央さんのこのブログを読んで
どれだけの闘病中の人が救われたでしょうか?
どれだけの女性が検診にいくことを行動にお越したでしょうか?
どれだけの男性が妻や恋人に検診をうながしたでしょうか?
自分の発信力を活かして、たくさんの人々を救っているし、そのことで小林麻央さんも救われているはずです。
(この対価としてAdScence収入であれば、いくらでも広告をクリックして応援したくなります。)
ブログ(こころ)に込めた想いとは?

気づかれている人も多いかもしれませんが、小林麻央さんのブログは「感謝」にあふれています!
家族に「感謝」
先生に「感謝」
ブログを読んでくれている人に「感謝」
薬の開発に携わった人に「感謝」
など。
素晴らしい人ですよね!
どんな人にも感謝できる人間なんて、なかなかできないのが現実だと思います。
小林麻央さんの人柄がいつもブログ(こころ)から伝わります。
こちらが応援しているのに、読者のわたしたちが、「逆に」ほっこりと「心」を癒されている、そんな風になる人も多いのではないでしょうか。
小林麻央さんを応援しているはずなのに日々の小林麻央さんのブログに癒されています。
ブログ(こころ)は遺言なの?それとも闘病の記録なの?

さて、そんな小林麻央さんのブログ(こころ)は日々更新されているわけですが、このブログは単なる闘病の記録として書かれているのでしょうか。
わたしはふとおもいました。
いまは闘病の記録として書かれているかもしれません。
しかし、もし小林麻央さんがお亡くなりになられたとしても、どんな闘病生活をされてきたのかがブログには書きつづられています。
ブログが閉鎖されない限りは『ブログ(こころ)』はネット上で生きています。
つまり、良くないことはあまり想像するのは辛いですが、小林麻央さんのブログは闘病生活の記録としてだけではなく、辛い闘病を送ってきた故人の記録として残り続けます。
子供たち(麗禾ちゃん、勧玄くん)が大きく成長していく中で、母である小林麻央さんがどんな想いでこの闘病生活を送られたのか、今後は小さな子供たちが、大きくなり振り返るときが来ると思います。
そんなときに麗禾ちゃんや勧玄くんは、母親がいつも見守ってくれていた、辛い闘病中でも、できる限りの愛情をいっぱい注いでくれていたと感じるのはないでしょうか。
遺言とは、自らの死後のために遺した言葉や文章をいいます。
小林麻央さんのブログ(こころ)は、お母さんが闘い続けた闘病生活の記録をつけただけではありません。
子どもたちに「お母さんは、こんなにがんと闘っていたんだよ。そんな闘病の中、麗禾や勧玄との思い出がたくさん作れて楽しかったし、嬉しかった。ありがとう」といった遺言のようなメッセージに最終的になるのではないかと感じています。。
母親が残してくれた『かけがえのないメッセージ(ブログ)』ということです。
そもそも遺言はいつ書くの?
さて、ブログ(こころ)が子どもたちへの、最終的な遺言につながる可能性があることで書いてきましたが、そもそも遺言を実際に書くタイミングとはどんな時なのでしょうか。
気になったので調べてみました。
調べた結果、主に大きく5つの状況がありました。
結論から申しますと「相続に関する場合に書く」のが良いとのことです。
※相続とは、人が死亡したときに、死亡された人の財産を配偶者や子などの親族が財産を引き継ぐことを言います。
それではご紹介していきます。
では、どうぞ。
状況1 配偶者を亡くしたとき

配偶者がいる場合の相続では、仮に子どもたちがいても、あまり揉めることがないとのことです。
配偶者(父親または母親のどちらか)がすべて相続することで、子どもたちも納得するケースが多いからです。
まあ、ふと想像すれば当たり前ですよね。。。。
そりゃ、そうだなと思います。
しかし配偶者がいない場合の相続では、もし自分が亡くなった場合は、子どもたちだけが相続人になります。
このケースでは遺産相続トラブルになるケースが多いようです。
このようなトラブルになって欲しくないと考える場合は、このタイミングでしっかりとした遺言書を書いておくことが望ましいとのことです。
そりゃそうですよね。
こどもたちでトラブルになってしまったら、「親」としてなんともやりきれない想いになりますよね。
状況2 結婚したとき

結婚して子どもがまだいない場合、万が一亡くなってしまうと、その人の財産は、配偶者が単独で相続できません。
この場合は、亡くなった人のご両親やご兄弟に帰属します。
ご両親や祖父母がすでに他界しており、兄弟もいない場合は配偶者のみが相続人となります。
独身時代とは異なります。
結婚すると「世帯」としての財産となります。
もし配偶者(妻や夫)を扶養しているとすれば、扶養している配偶者の生活も考慮し、スムーズに財産を承継させる必要が生じます。
子どもがいるかいないかで相続の対象が変わるということですね。
状況3 マイホーム(不動産)を購入したとき

一般的には、住宅ローンを借りて購入する方が多いです。
不動産という大きな財産を所有した場合は、同居している家族の「居住の不安」を払しょくするためにも、遺言書を見直し、再作成をすることが望ましいとされています。
大体、夫や夫婦の名義で住宅ローンを組まれる人も多いかと思います。
大きな財産になりますので、このタイミングで書かれるのはなんとなくわかる気がします。
状況4 会社を定年退職し、退職金を得たとき

定年後の退職金が入ると、財産状況が大きく変わりますね。
このタイミングでは、もし子どもがいる場合は、子どもたちの「結婚」や「孫の誕生」など、家族関係にも変化が生じますね。
子どもたちの生活状況も変化が生じ、「相続問題に発展しやすい時期」でもあるため、見直し等を行うのがよいとされています。
ご自身のセカンドライフについて、再度見つめなおす時期でもあります。
以上、実際に調べてみると、遺言を残す意味は、相続などの財産を整理するようなニュアンスが強いことがわかりました。
小林麻央さんのブログは、確かにブログ収入はあることは事実です。
でもそんなことよりも、どんなことを書いてきたか、残されてきたかを感じたいところですね。
遺言に込める想いについて
さて、なぜ人は遺言を書くのでしょうか。
遺言のイメージですが、もう死期が近く、妻や夫、子どもたちや兄弟姉妹へ残すための言葉のように感じます。
実際はどんな想いをもって、書くものなのでしょうか。
大きく分けると4つありました。
以下になります。
1 自分の想いを実現するため
2 相続争いを予防するため
3 残された家族の生活を守るため
4 相続手続きを簡単にするため
があるとされています。
今回、小林麻央さんの場合で考えれば、ブログを遺言として「仮に」考えた場合ですが、「自分の想いを実現するため」、そして残された「家族の生活を守るため」が当てはまると感じます。
自分の想いを残すことは、そのとおりですが、ブログで得た収入は結果的に残された家族の生活を守ることにもつながっていることになります。
そんな先のことを考えてブログ(こころ)を書かれているのかはっきりとわかりませんが、結果的に『家族を守ること』につながっています。
まとめ
小林麻央さんは乳がんとの闘病生活が始まり3年が経過しています。
半年前の9月1日からブログ(こころ)を開設し、わたしたちに闘病や子どもたちの日々の様子を書きつづられています。
始められたきっかけは「がんの陰に隠れない」ことがきっかけです。
ブログで収入を得るために書いていると歪んだ見方をされる人はいるのは事実です。
しかし小林麻央さんががんとの闘病生活をブログに「書きつづられる」ことで、同じくがんの陰に隠れながら闘病されていた人々にとって、元気づけられた人もたくさんおられるのも真実です。
そして小林麻央さんのブログ(こころ)は、闘病生活を書きつづけることだけでありません。
ブログは、子どもたちや夫へ、未来に残るメッセージとなっています。
現在、乳がんのステージ4という末期がんの状況の小林麻央さんは、今は自宅療養中です。
完治するかどうかは「厳しい状況」であるのは事実です。
ブログ(こころ)は、小林麻央さんご自身が亡くなった、あともずっと残り続けます。
そういった意味では、ブログが、家族へ最終的に残される“遺言”としての役割を果たすと捉えることが、できないわけではないでしょうか。
遺言は、「自らの死後のために遺した言葉や文章」をいいます。
配偶者が亡くなった場合や子供が生まれた場合などに遺言を書く機会があります。
そして『遺言を書く想い』としましては、小林麻央さんの場合では、「自分の想いを実現するため」、そして「家族の生活を守るため」が当てはまるものと思われます。
末期がんの厳しい状況であるのは変わりません。
そんな小林麻央さんを、これからも少しでも永く生きられて、子どもたちとの大事な時間を楽しく明るく過ごされることを祈っています。
追記:小林麻央さんが本日6月23日に永眠されました。とても悲しい日になりました。心よりご冥福をお祈りいたします。
悲しいですね。日本中が泣いた1日になりました。
辛い闘病生活、本当にお疲れ様でした。天国では癌の苦痛なく安らかに過ごされることを心よりお祈り申し上げます。
これからは、天国の世界から勧玄くんや麗禾ちゃんを見守ることになりますね。
小林麻央さんは、最後まで頑張られました。同じ年代の立場として小林麻央さんの生き方を尊敬します。子供達や家族との過ごす時間、最後まで大事にされていた小林麻央さんは立派なお母さんです!とても素晴らしい母親です!
どうか安らかにご永眠されることを心からお祈り申し上げます!
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