2018年4月からスタートした「コンフィデンスマンJP」は面白いですよね。
このドラマのテーマは「コン・ゲーム(信用詐欺)」。
いわゆる、騙しあいがテーマとなっています。
主人公達全員が詐欺師だという点が新鮮で、毎回、悪者と主人公達が互いに騙しあいを行い、最後には悪者から大金をゲットするという爽快なストーリーです。
1話完結型で、毎話、大変ユニークな悪者が登場し、悪者にも様々なタイプがいるので、その世界観にワクワクします。
さらに、ストーリーが1話ごとに、2転3転とするところが面白く、何が本当で、何が嘘なのか、最後まで目が離せない内容となっています。
さて、そんな脚本が魅力的な「コンフィデンスマンJP」ですが、原作は存在するのでしょうか?
今回は、その真相に迫ります!
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【コンフィデンスマン】は原作なし!?
「コンフィデンスマンJP」は、原作なしのドラマです。
脚本家の方が、オリジナルでこのドラマのために執筆したものを使用されています。
では、気になる脚本家はどなたが担当されているのか、見ていきましょう!
【コンフィデンスマン】は原作なしで古沢良太のオリジナル脚本
「コンフィデンスマンJP」は、人気脚本家の古沢良太さんが、脚本を担当されています。
古沢良太さんと言えば、「相棒」シリーズ、「リーガル・ハイ」、「デート~恋とはどんなものかしら~」などの高視聴率ドラマの脚本を担当された人気脚本家です。
いずれのドラマも原作が存在しないオリジナル脚本で、個性豊かな登場人物と軽妙なストーリーが人気を博し、高視聴率を獲得しました。
「コンフィデンスマンJP」も古沢良太さんのオリジナル脚本です。
今回の脚本がどのように執筆されたのか、脚本の執筆の裏側についてまとめました。
【コンフィデンスマン】は原作なし!本当に古沢良太のオリジナルなの!?
本当に、脚本家の古沢良太さんのオリジナルなのでしょうか?
結論から言って、「本当」です。
この作品は、フジテレビの編成制作局 企画担当部長の成河さんから映画「スティング(1973年、米)」のような作品をやりたいと提案を受けて、新たに制作が決まった作品なんです。
もともと、成河さんは映画「スティング(1973年、米)」のような作品を作りたいと思い続けていたそうで、成河さん自身の入社試験のときから言っていたことだそうです。
映画「スティング(1973年、米)」は、主人公が復讐をするために、仲間と協力して、イカサマをしながら相手組織を追い詰めるという内容で、「コン・ゲーム」がテーマの作品です。
「コンフィデンスマンJP」は、1年以上前から執筆に取り掛かられた作品で、何度もフジテレビと練り直し、完成したオリジナルの脚本です。
全10話ですが、1話完結型ということもあって、毎回違う騙しあいのストーリーを考えなければならないので、脚本家の古沢さんは、話を考えるのにかなり苦労したと語っています。
それだけ気合を入れて作られた脚本だということですね。
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【コンフィデンスマン】、原作はないが「何か」を参考にした!?
「コンフィデンスマンJP」は、原作はありませんが、何かを参考にされて作成されたものなのでしょうか?
コン・ゲームをテーマとした映画や小説は、数多く存在し、脚本家である吉沢さん自身もコン・ゲームをテーマとした作品を観るのは昔からお好きであるそうなので、インスパイアを受けて作られた可能性はありそうです。
【コンフィデンスマン】、原作なしも色々な「信用詐欺」映画からインスパイアを受け描かれた!?
そもそも「コン・ゲーム」とは、英語の「コンフィデンス ゲーム」の略で、信用詐欺と訳されます。
相手を信用させて詐欺をはたらくことを意味する言葉です。
コン・ゲームをテーマとする映画や小説では、相手を策略によって、信用させて騙したり、騙されたり、まるでゲームのようにストーリーが2転3転と展開するストーリーが特徴です。
コン・ゲームをテーマとした映画の代表的な作品に「スティング」があります。
フジテレビの成河さんが「スティング」のような作品を作りたいとの提案をされてできた作品ですから、脚本執筆のうえでの、イメージの中にはスティングもあったのではないでしょうか。
スティングは、札付きのギャングを相手に詐欺師がイカサマを使って復讐を果たします。
ストーリーは、2転3転と展開し、イカサマの手口も華麗で、見ている人をも騙されます。
最後に、大逆転の結末が待っているという痛快で愉快なストーリーが人気の映画です。
この展開が2転3転する点や視聴者までもが騙される軽妙な手口、痛快なストーリー、最後に大逆転が待っているという結末は、コンフィデンスマンJPにも通じるものがあると言えるのではないでしょうか。
【コンフィデンスマン】、原作はないが「信用詐欺師」という小説と似ている!?
コン・ゲームをテーマとした小説に、「信用詐欺師」という小説があります。
小説「信用詐欺師」は、原題は「The Confidence-Man」でメルヴィルが執筆し、1983年に日本語に訳されて発行されています。
小説「信用詐欺師」に出てくる主人公は、変装の天才で、8人もの人物に変装し、次々と大金をだまし取っていきます。
これには、変装には作中の人物にも見破られないだけでなく、読者をも欺きます。
このように、変装が得意で、色んな人物に扮して、作中の人物や視聴者を欺いて大金を奪っていくところが、コンフィデンスマンJPに酷似しています。
勿論、コンフィデンスマンJPは、登場人物の個性豊かさや各話の騙す手口など独自性がありますが、執筆に当たって小説「信用詐欺師」にもインスパイアされてできているのではないかと推察されます。
まとめ
脚本家の古沢さんが、コン・ゲームをテーマとした映画や小説を元々好きであるということもあって、様々な作品に影響を受けて執筆をされているということが分かりました。
各話ごとに2転3転とする騙しあいの手口、ときには笑いありの痛快なストーリーが展開されるので、今後も注目したいドラマです!
是非皆さんも視聴してみてはいかがですか?
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