【ドラマシグナル】ドラマ、シグナルの意味とは?子供硫酸事件が実話だった!

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2018年春シーズンに放送されるドラマ「シグナル」。

フジテレビ系列で、坂口健太郎主演で放送されます。

主要キャストは、演技派の俳優陣が脇を固め、骨太なストーリーを見応えのあるものとしてくれること間違いなしです。

ドラマ「シグナル」をより一層楽しむために、シグナルにまつわる背景をご紹介します。

 

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【ドラマシグナル】韓国で放送されたドラマのリメイク?

ドラマ「シグナル」は、韓国で放送されたドラマをリメイクした作品だということをご存知ですか?

2016年に韓国の有名ケーブルテレビ局であるtvNで、全16回にわたり放送された作品です。

韓国では、どのような内容で放送されたのか、韓国版のあらすじを紹介します。

 

主人公は、未解決事件の捜査をするプロファイラーのパク・ヘヨン(演:イ・ジェフン)です。

ヘヨンは、幼い頃、同じクラスの女子児童が誘拐され、遺体で発見された事件において、謎の女を目撃していました。

ヘヨンは、謎の女の目撃証言をするも、誰からも取り合ってもらえず、15年という月日が流れ、解決の糸口が見えないママ、時効目前を迎えていました。

ある日、手に入れた古い無線機から、人の声がすることに気付きます。

その声の正体は、15年前の事件を捜査するイ・ジェハン刑事(演:チョ・ジヌン)でした。

最初は15年前を生きる人物との交信を信じられないヘヨンでしたが、無線機による交信を続けるうちに、それが本当であることを確信し、協力して捜査を進め、無事に時効前に事件を解決に導きました。

警視庁内に新たに未解決事件を捜査するチームが創設され、無線機を通して得た過去の有力情報をもとに、様々な未解決事件を解決していくというストーリーです。

 

日本版のリメイクに当たって、韓国版を忠実に再現されているので、日本版のストーリーはかなり似ています。

 

【ドラマシグナル】実話がもとになっている?

韓国版のシグナルの原作は、実は実際に起きた事件をもとに制作されているんです。

ドラマの中で、最初に取り上げられる、少女を誘拐して殺害された事件は、韓国のメディアで大きく取り上げられた有名な事件です。

また、ドラマで取り上げられる様々な未解決事件は、脚本の制作にあたって、実際の事件を参考にして作られました。

シグナルは、韓国での視聴者の満足度が高いドラマで、高い視聴率を獲得しました。

ドラマの人気の理由の1つとして、作りこまれたストーリーがあります。

実際に起きた事件をもとにストーリーが練られているので、リアリティが増し、視聴者の心を掴みました。

 

【ドラマシグナル】韓国で起きた子供硫酸テロ事件がモデル?

韓国版の原作の脚本で参考にされた事件の中でも、ストーリーの根幹を成す実話があります。

それが、子供硫酸テロ事件です。

1999年5月に韓国の大邱(テグ)で、6歳児の男の子(キム・テワン君)が塾へ向かう途中、自宅近くの道路で突然、黒いビニール袋を持った見知らぬ男から硫酸を顔に浴びせられた事件です。

硫酸は酸が強いので、人間の皮膚に触れると、熱傷のような症状を引き起こす劇物にも指定されている薬品です。

この薬品を浴びせられたため、テワン君は全身に3度の火傷を負い、失明にまで至りました。

病院での治療を懸命に行いましたが、49日後、敗血症で亡くなりました。

テワン君は、事件前に近所のチキン屋の店主に声をかけられたことを証言しており、両親が警察に取り調べを要求しましたが、チキン屋の店主は無実とアリバイを主張し、警察はアリバイを崩せず逮捕に至りませんでした。

事件発生から6年後の2006年に、真犯人不特定のまま、警察は捜査本部を解散としましたが、両親は、事件の犯人逮捕を願い続けていました。

2013年にテワン君の家族及び市民団体が、警察に再捜査を求める請願書を提出したことを受け、警察は2014年に、事件当時のテワン君の録音音声を犯罪心理学や児童心理学の専門家へ分析を依頼しました。

専門家による分析の結果、テワン君の証言に信憑性があることが認められ、時効期限の1年前である2014年に警察が再捜査に乗り出しました。

しかし、犯人を立証する客観的証拠をあげることができず、2015年についに時効を迎えます。

テワン君の事件が起きた当時、韓国の殺人罪の時効は15年だったためです。

 

テワン君の事件は、両親が表立って事件解決を求める活動されたにも関わらず、時効を迎えてしまったということで、韓国メディアで大きく取り上げられる事件となりました。

こうした被害者遺族の痛切な思いが、一般市民にも伝わり、この事件は韓国の世論に大きな影響を与えました。

 

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【ドラマシグナル】無線機から聞こえてくるシグナルとは?

このドラマのタイトルでもある「シグナル」。

どのような意味があるのか考察してみました。

このドラマで言うシグナルには、無線機での15年前を生きる先輩刑事との交信を指しているのではないでしょうか?

このドラマは、現在と過去が無線機の交信を通して繋がり、未解決事件を解決していきます。

事件解決の最大のカギとなるのは、無線機を通して知るお互いの捜査情報です。

このため、ドラマの主軸となる、無線機を通した交信をタイトルにされたのではないでしょうか?

 

【ドラマシグナル】キム・テワン君のメッセージがシグナル?

また、シグナルが意味する、もう1つの側面にはキム・テワン君のメッセージがあるのではないでしょうか?

キム・テワン君の事件は、長期未解決の事件でも、長い年月を経て科学の進歩によって、昔は証明できなかった証拠でも、新たに立証できる可能性があることを示唆してくれました。

キム・テワン君の事件によって、事件解決を諦めなければ、過去の証拠が未来に繋がって、解決に導くこともあること、そのために殺人罪ほどの凶悪犯罪を時効で区切りをつけることの非情さを気付かせてくれたと思います。

こうしたキム・テワン君の事件を通して、気付かせてくれたメッセージは、ドラマを通して、未解決事件でも諦めずに向き合うことの大切さというメッセージを持って描かれています。

 

【ドラマシグナル】世論を動かし、世界に影響を与えた?

キム・テワン君の事件は、大きくメディアで取り上げられたこともあり、韓国の世論を動かしました。

事件こそ解決に至りませんでしたが、キム・テワン君の事件によって、殺人罪の公訴時効の廃止を求める世論が高まり、事件の時効成立の翌年に、韓国において、殺人罪の公訴時効廃止が決定しました。

キム・テワン君の事件が韓国の刑事事件において及ぼした影響は計り知れません。

 

この韓国での動きは、世界にも影響を与え、殺人罪の公訴時効廃止の議論を加速化させました。

 

【ドラマシグナル】重いテーマだが遺族は?

シグナルは、未解決の殺人事件を扱うなど、人の心を揺さぶるような重たい意味を持つ内容を扱っています。

実際に起きた事件をもとに原作が描かれているわけですから、遺族の方にとってはどうなのでしょうか?

このドラマは、「諦めなければ未来は変わる」というテーマが根幹にあり、今もなお未解決事件で苦しんでいる遺族の方へも心強いメッセージを持った作品だと言えます。

 

【ドラマシグナル】韓国での評価はどうなのか?賛否ある?

韓国版ドラマ「シグナル」の評価について調べてみました。

韓国版のシグナルは、韓国のケーブルテレビでの視聴率の年間2位を獲得し、高視聴率をマークしました。

さらに、韓国のドラマで優秀な作品を表彰する式典においても、数々の賞を受賞し、話題となりました。

韓国版のシグナルは、「1度も見たことが無い人はいても、1度しか見ない人はいない」と言わしめる程、1度見た視聴者を夢中にさせ、評判の作品でした。

ドラマに対する否定的な意見はほとんど見られませんでした。

日本でリメイクして放送されることとなった、「シグナル」。

4月10日に放送を開始し、初回視聴率は9.7%(関東地区)とまずまずだったようです。

日本版のシグナルは、第1話終了時点では、「面白い」という意見と演技力不足の指摘や「編集が好みでない」といった否定的な意見があり、賛否両論のようです。

 

まとめ

韓国で高視聴率を獲得したシグナルについて、詳しくまとめてみました。

原作のもととなった実話やストーリーに込められたメッセージを知ったうえで、ドラマを視聴すると一層楽しめるのではないでしょうか?

様々な難事件を解決に導くというサスペンス的な要素、過去と未来を繋がるというSF的な側面とが合わさった良作です。

これまでの放送を一度も見ていないという方も、是非一度視聴されてみてはいかがでしょうか?

韓国版で好評を得たように、一度見たら夢中になってしまう、そんなドラマです。

そんなドラマ『シグナル』の日本版が坂口健太郎主演で放送中です。

韓国版の再現性も高く、緊張感の伝わってくる日本版に仕上がっていて、楽しいです。

第1話のあらすじや口コミや動画の視聴方法や、また韓国版のシグナルを無料で見る方法もありましたのでもしよかったら、参考にしてみてください。

シグナルの場合、最初から見ないと話がついていかなくなります。

なので、第1話(初回放送)から振り返ってみることが大事です!

⇒日本版と韓国版『シグナル』第1話(初回放送)の口コミや視聴方法はこちらから

 

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