星野源の人生を苦しめたパニック障害の予防と治療を要チェック!かなり辛い病気です。

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さて、誰もがその存在を知ることになった星野源さんですが、今の活躍が脚光を浴びるようになるまでは、私たちには想像もできないほどの下積み時代を経験されてきたとのことです。

 

 

多彩な才能をもつことでも知られる星野源さんですが、芸能界をデビューされる前の学生時代に精神疾患にかかっていて、とても健康に過ごせる状態ではなかったことを情報大陸の番組内で以前、明らかにされています。

 

 

星野源さんを襲った病気は精神疾患でも近は耳にする機会も増えてきたパニック障害です。言葉だけは聞いたことがあるけど、具体的にどんな疾患なのか、他の精神疾患と何が違うのかピンとこない人も多いのではないでしょうか

 

 

今日は星野源さんがなぜパニック障害になってしまったのか、どんな状況でパニック障害を引き起こしたのかについて述べたいとおもいます。

 

 

またパニック障害にならないための予防方法や対策についてもしっかりと述べていきますので是非ご覧ください。

 

 

なぜ星野源はパニック障害になったのか

今の活躍からは想像できないのですが、星野源さんはなぜパニック障害になってしまったのでしょうか。まずはそこから述べたいと思います。

 

 

そもそも星野源さんがパニック障害になられたきっかけは、少年時代のころのいじめが原因と星野源さんは述べています。

 

 

いじめにより、どんどん精神状態が追い詰められたパニック障害にかかってしまいました。

 

 

高校生になられても、症状は治らず、外出もできなかったほどの状態だったそうです。精神的にも不安定で。精神安定剤を学生時代から服用していたとのことです。

 

 

よほどいじめがきつかったのか、精神的に追いつ詰めつめられていたことが伝わってきますよね。

 

どのようにして星野源さんはパニック障害を克服したのか。

学生時代に経験されたパニック障害ということで、学校にも行けない我が子の姿を見ていたご両親はさぞかし、心配されていたことは容易に想像できます。

 

 

そんな状況の中、星野源さんはどのようにしてパニック障害を克服していったのでしょうか。

 

 

そのことについては。星野源さんは次のように述べています。

 

 

クレイジーキャッツの『だまって俺についてこい』という曲が僕を救ってくれました(歌詞にある)『そのうちなんとかなるだろう』という言葉に僕は救われたんです。」

 

 

学生時代だった当時の自分は完全に絶望していて俺、はこれから完全に狂ってしまうんだと思っていたときに、『そのうちなんとかなるだろう』ってあの声で歌われたときに、これを信じるしかないというか。(中略)自分にとっては、物凄い命綱みたいなもんだった

 

 

と語られていました。

 

 

この「だまって俺についてこい」という曲に救われたと星野源さんはおっしゃっていますが、それ以外にも、このパニック障害を克服するためにご自身の治そうとする気持ちと周囲のご家族の協力があったことは言うまでもありません。

 

 

辛い経験を経て、今の活躍をされている姿を見ているご両親からすれば、パニック障害で悩んで苦しんでいた星野源がここまで活躍するなんて夢にも思っていなかったことでしょうね。

 

 

本当に喜ばれていることとおもいます

 

 

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星野源を救ったクレイジーキャッツ「だまって俺についてこい」の曲はこちらです。

[arve url=”https://youtu.be/LB6ODl5dUvc” mode=”normal” align=”center”/]

 

出典:You Tube

 

 

このクレイジーキャッツは、ボーカルが植木等さんですね。1964年に発売された曲ということで星野源さんは、学生時代からかなり古い曲を聴かれていたことがわかりました。

 

 

植木等さんは皆さんご存知ですか。若い人は名前すら聞いたことがないかもしれませんが、名曲「すーだら節」で日本中を沸かしてくれた名俳優さんであり歌手です。

 

 

9年間にお亡くなりましたが、植木等さんが残してきた数々の名曲は多くの人達に元気を与えてくれる曲ばかりです

 

 

星野源さんも植木等さんの温かみのある歌声に引き込まれ、癒されていたということですね。

 

 

パニック障害とはどんな病気なのでしょうか

さて、ここでしっかりと押さえておきたいポイントがあります。パニック障害とはいったいどんな症状を起こす病気であり、なってしまったらどうやって治していくのかということです。

 

 

これより症状から、原因、治療といった流れで順序立てて紹介していきますのでご覧ください。

 

 

パニック障害の症状とは

さて、これより東京大学医学部教育国際協力センターの北村聖教授が述べられているパニック障害の症状について述べていきます。

 

 

パニック障害の代表的な症状は以下の通りです。

 

 

①突然起こる激しい動悸や発汗

 

②頻脈(脈拍が異常に多い状態)

 

③ふるえ

 

④息苦しさ

 

⑤胸部の不快感

 

⑥めまい

 

 

といった体の異常と共に

 

 

⑦このままでは死んでしまうというような強い不安感

 

 

に襲われる病気となっています。

 

 

とても辛い症状が起きていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

 

この上記のいずれかの発作を「パニック発作」といい、症状が起きる時間として10分くらい、長くても1時間以内だといわれています

 

 

一時的に起きる症状だということがおわかりいただけるかとおもいます。

 

 

なので、このパニック発作が起きてしまい、救急車で運ばれたとしても病院につくころには症状が消えていて、血液検査や心電図などで異常があるのかを調べても、異常が見あたらず、時に気のせいなどと言われることもあります。

 

 

このことは、パニック障害の症状の特徴の1つともいわれています

 

 

検査をしても体の異常が見つからず、しかしパニック発作を繰り返して苦しむといったことがあげられます。

 

 

どんな場面や状況下でパニック発作が起きるといわれているのか。

このはじめは一過性のパニック発作はいったいどんな場面に出くわすとなりやすいといわれているのかご存知でしょうか。

 

 

すでにご存知の人もいるかと思いますが、代表的な場面は以下の通りです。

 

 

①大勢の人が集まる場所

 

②過去に発作を起こした場所

 

 

このことは「広場恐怖」というパニック障害の3大症状の1つとなっています。

 

 

ここで、さきほどの星野源さんの例にもどりますが、学生時代に学校でいじめに遭って、

それ以来、学校にしばらくいけなくなりました。

 

 

この状態はまさに広場恐怖の過去に発作を起こした場所が学校にあたるということになります。

 

 

また学校にいったらいじめられるという恐怖心からパニック発作が起こることが想定されるわけですね。

 

 

もう1つのパニック障害の代表的な症状に予期不安があります。

 

予期不安は、1つ目のパニック障害の代表的な症状であるパニック発作が1回起こるなど程度が軽症であれば起こることは少ないとされています。

 

 

予期不安はパニック発作が繰り返し行われることによって、また発作を起こしたらどうしようという、パニック発作に対する強い恐怖心や不安感のことを指します

 

 

この「パニック発作」と「広場恐怖」と「予期不安」がパニック障害の3大症状といわれており、この症状が重なると、症状はどんどん重くなり、悪化することでパニック障害が治らないばかりかうつ病などもかかってしまい、治療に難渋することがすくなくありません。

 

 

したがいましてパニック障害の疑いがあった場合は、なるべく早く、近くの心療内科や精神科、神経内科に受診されることをお勧めします。

 

 

 

早期診断と早期治療がなによりもご自分やその家族を守るための大切な方法になります。

 

 

パニック障害の可能性が判断できる13のチェックポイント

ここで病院での診断方法としてもよく利用されるアメリカで考えられた13のチェックポイントについてご覧ください。

 

 

これらの13症状のうち4つ以上あてはまっていた場合は、パニック障害の疑いがありますので、お近くのかかりつけ医や病院に一度、受診されることをおすすめします。

 

 

1 心臓がドキドキする(動悸・心拍数の増加)

 

2 汗が出る

 

3 からだが震える

 

4 息切れがしたり、息苦しさがある 

 

5 のどに何かつまったような窒息感がある

 

6 胸の痛み、胸のあたりの不快感がある

 

7 吐き気、おなかのあたりの不快感がある

 

8 めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じがする

 

9 今、起こっていることが現実でないような感じ、自分が自分でないような感じ(離人症状)がする

 

10 コントロールを失うこと、または気が狂ってしまうのではないかという恐れがある

 

11 このまま死んでしまうのではないかという恐れがある

 

12 からだの一部がジンジン、ビリビリとしびれる感じがする

 

13 寒気がする、または熱っぽく感じる

 

 

 

あなたは、いかがでしたでしょうか。

 

 

パニック障害の治療について

パニック障害の治療は薬物療法と心理療法の2つになります。

 

 

パニック障害における薬物療法について

パニック障害の場合は、脳内の神経物質である「ノルアドレナリン」と「セロトニン」という神経物質のバランスを改善することで症状が改善すると一般的にいわれています。

 

 

なぜ恐怖や不安なのに、セロトニンなどの神経伝達物質を改善させることで症状が改善するかといいますと、パニック症状が起こる身体の状態として、恐怖や不安に関係している神経物質「セロトニン」と興奮を抑える神経物質「ノルアドレナリン」の脳内のバランスを崩れています。

 

 

この状態を薬物療法により「ノルアドレナリン」と「セロトニン」の脳内の神経物質を健康時の状態に戻すことでパニック障害が改善すると考えられているからです。

 

 

パニック障害の治療薬として一番よく処方されるのがSSRIとなります。SSRIとは選択性セロトニン再取りこみ阻害薬のことをいい、脳内のセロトニンを増やすのが主な役割の薬となります。

 

 

パニック障害の場合、強い不安症状や恐怖を感じる症状があることから、そこに関わっている神経伝達物質がセロトニンということから、セロトニンの脳内の量が減っていることでパニック発作が起きていることが考えられています

 

 

そのため、SSRIのような主にセロトニンを増やすお薬がメインで処方されます。

 

 

SNRIというセロトニンとノルアドレナリンの神経物質の両方を増やす薬剤はありますが、このお薬は主にうつ病やうつ状態や慢性疼痛系の鎮痛薬として処方されます。

 

 

パニック障害の場合はSSRIというセロトニンを増やす薬剤が出ることが多いえてよいとおもわれます。

 

 

このSSRIの注意点としまして飲み始めに副作用として、眠気や吐き気、便秘や倦怠感がでることがあります

 

 

これは体に中にセロトニンを増やす過程の中で経験する副作用であり、ほとんどが1週間ほどで出てこなくなります。

 

 

また不安症状については抗不安薬という不安症状を軽減させるお薬が処方されます。

 

 

抗不安薬はSSRIと比べて副作用が少なく、処方されやすいお薬ではありますが、依存性や習慣性の問題も以前からいわれています。

 

 

不安症状を一時的に抑える上では有効なお薬ですが、飲み続けることはしないように注意しましょう。

 

 

最近は抗不安薬も向精神薬に一部が指定され、処方される日数が制限される処置が厚生労働省からされました

 

 

これは依存性や習慣性を懸念されての処置とされています。

 

 

きちんと服用されることでお薬の恩恵を受けることができるわけですが、主治医の指示にしたがってきちんと服用してくださいね。

 

 

またSSRIにせよ、抗不安薬にせよ、お薬が自分にとって合う、合わないはありますので主治医の先生からのお話しをしっかりときいて服用されてください

 

パニック障害における心理療法について

心理療法については「認知行動療法」と「自律訓練法」があります。

 

 

聞いたことのない治療法かと思いますが、薬物治療にはできない心の状態を整える上で大切な治療法になります。

 

 

認知行動療法について

これは誤った(認知)行動習慣を少しずつ修正し、正しい(認知)行動習慣を身につけるという治療法になります。

 

 

たとえば 広場恐怖で、電車に乗れなくなっている場合は、無理やり電車に乗るのではなく、最初は駅の改札口まで行きます。

 

 

それが緊張なく行えるようになったら、改札口を通過してみようというように、段階的に少しずつ不安を克服して、誤った認知を正しいものへ修正していく治療法になります。

 

 

徐々に恐怖や不安を感じる状況に少しずつ身を置きます。

 

 

その環境に慣れていくことで、その行動を認知し、不安や恐怖心を克服していく治療法になります。

 

 

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自律訓練法について

これは心と体をリラックスさせる方法を身につける訓練法になります。

 

 

パニック障害では、パニック発作を起こしていない場合でも、病気になっていない人に比べて高い緊張を維持していることが研究でわかっています

 

 

常にピンと張った糸のような状態が続いています。そのため普段なら何でもないことでも、緊張の糸が切れることでパニック発作がパニック障害の場合は起こりやすくなっています。

 

 

そのため普段からの緊張度を下げるために、自律訓練法を行い、心と体をリラックスされる治療法になります。

 

自律訓練法は背景公式と6つの公式から成っている

自律訓練法は心と体をリラックスさせる治療法であり、訓練法も形式が決まっています。

 

 

簡単に紹介します。

 

 

背景公式:「気持ちが落ち着いている」

 

第1公式:「手足の力が抜けている」

 

第2公式:「手足が温かい」

 

第3公式:「心臓が規則正しく打っている」

 

第4公式:「呼吸が楽だ」

 

第5公式:「お腹が温かい」

 

第6公式:「額が心地よくて涼しい」

 

 

このように自己暗示をかけていくことで心と体のリラックスを得ていく治療法になります。

 

 

詳しくは心療内科を標榜されているクリニックや病院に問い合わせいただくのがよいかとおもわれます。

 

 

一般のクリニックで実施されていないこともある治療法なので、一度受診される前に問い合わせされるのがいいかもしれません。

 

 

パニック障害にならないための大事な予防方法について

さて、パニック障害の症状やなっているかどうかのチェックポイント、お薬について述べてきましたが、やはり何よりもパニック障害にならないことが一番ですよね。

 

 

でもどのように普段から心掛けることでパニック障害にならずに済むのでしょうか。

 

 

予防するためのポイントをまとめていきます。

 

 

主に6つのポイントがありますので、覚えていてください。

 

 

①疲れをためない

過労で乳酸が体内にたまると、発作が起こりやすくなります。

 

 ②お酢をとる

酢には、乳酸の分解を促す働きがあり、発作の予防に役立ちます。

 

 ③お酒やタバコを控える

アルコールやニコチンは、摂取後時間がたつと、不安を引き起こして発作の引き金に。

 

 ④カフェインに注意

カフェインに過敏でコーヒーを飲むとドキドキする人は、コーヒーを控えましょう。

 

⑤汗をかく運動をする

乳酸を蓄積させないためには、ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動が効果的。

 

⑥ 旱寝早起き、規則正しい生活

 

 

睡眠不足を避けるとともに、日内リズムを整えて、自律神経を安定させることにつながります。

 

 

このように普段から意識することで十分に予防できる方法も多くありますので、なるべくできる範囲から意識してみてください。

 

まとめ

星野源さんは小学生のときにいじめが原因でパニック障害を引き起こしました。高校生になってもずっと症状が続き、学校にもいけなくなった過去があります。

 

 

そんなときに植木等さんのクレイジーキャッツの「だまって俺についてこい」の曲を聴き続けられました。

 

 

いじめに遭い辛い思いをしてきたが、「そのうちなんとかなるだろう」というあの植木等さんの元気が出るような声に救われて星野源さんはパニック障害を克服されました。

 

 

このように語られていますが、その裏には、星野源さんのパニック障害を治すための行動とご両親の協力があって乗り越えられたことはいうまでもありません。

 

パニック障害は極度の緊張や強い不安に襲われる病気であり、一度なると簡単に治る病気でもありません。

 

 

パニック障害にならないためにも、日頃からリラックスした状態でいる環境を心掛けることが予防するための大事な行動となります。

 

 

もし心配なときはパニック障害の13症状のうち4つ以上あてはまるかどうかセルフチェックをしてみてください

 

 

そして、4つ以上はてはまる場合はお近くの病院を受診してみてください。

 

 

早期診断と早期治療が体の症状の進行を早く抑えるために有効な手段となります。

 

 

星野源さんの過去のパニック障害から今回は症状から治療、予防について述べてきましたがいかがでしたでしょうか。

 

 

きちんとこのパニック障害という病気がどんな病気なのかを知ることで、今後の対応も考えられることになるのではないでしょうか。

 

 

もしパニック障害になったとしても、きちんとした治療が病院で受けられます。ご自分だけの問題には決してしないでくださいね。

 

 

早めに対応すれば、治る時間には個人差や環境の違いはありますが、治療できます。また重症の場合であっても専門医に診てもらうことで今よりも症状は楽になる治療法はありますのでご安心ください。

 

 

心と体をリラックスさせる環境をできるだけ作れるようにしていくのがとても大切です。

 

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